統合失調症と営業職
統合失調症でも営業に就けるのか
統合失調症は営業に向いているのか
はっきり申し上げますと、統合失調症は営業職に向いていません。
営業はプレッシャーがつきものです。
お客様と商談をしなければならなかったり、成績を上げるために数字に追われたりし、
常にプレッシャーが伴います。
プレッシャーが病状に影響して、商談中に幻聴が聞こえたりしてきます。
実際筆者の場合、営業職に就いてから、一週間程経って、社内で幻聴が聞こえ始めました。
周りの社員の方には幻聴が聞こえていること、体調が悪いことはまったく分かりません。
しかし、自分にとっては平常心で居られなくなります。
そのまま勤め続けて、営業職としてお客様の前で変な行動を取ってしまったら、
お客様に迷惑をかけてしまいます。
統合失調症でも営業がやってみたいという方を止めはしませんが、
あまりお勧めできません。
統合失調症でも営業がやってみたいという方へ
統合失調症でも営業がやりたいという方は、病状が安定してから始めるのをお勧めします。
常に幻聴に支配されていたり、思うように生活ができないのでは、お客様と商談をするということは考えにくいと思います。
営業をやるなら、統合失調症の病状が、寛解の状態になってから、考えてみてもいいでしょう。
統合失調症で実際に営業をやってみてどうなのか
統合失調症である筆者の場合、営業職に就いて、実際に先輩の営業同行と、
テレフォンアポイントを行いました。
先輩と車でお客様先を回り、会社に帰ってから新規開拓のテレフォンアポイントという感じでした。
社内で社員の方達と雑談をし、車の中で先輩と会話し、お客様に挨拶をし、テレフォンアポイントで営業をするといったものです。
勤務中は常にストレスを感じていましたし、特にテレフォンアポイントでは緊張して噛んでしまったりしました。
それでも、アポを取ることはできましたが、慣れるまでかなり時間がかかりそうでした。
慣れてしまう前に、統合失調症が悪化してしまったという感じです。
一日中周りとのコミュニケーションが必要になる、といったところでしょうか。
統合失調症でも、コミュニケーション能力に自信があるという方は、営業をやってみてもいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
統合失調症でも営業職に就くことは可能ですが、あまりお勧めはできないといった内容でした。
常に周りとコミュニケーションを取るので、常に頭で考えなければならないからです。
作業などの仕事よりも、体に負荷がかかってしまうでしょう。
それでも、営業がやりたいという方は、やってみるということをお勧めします。
筆者の場合も、やってみて気付いたことが多いですし、実際に統合失調症でも営業職に就いている方はいらっしゃいます。
やはり、やりたいことをやることですね。
それでは。